なぜ字が変わるか
 単にきれいな字を書く方法なら、これまでにもたくさんありました。
私は、あえて「大人の」を提唱したい。
子供っぽい字、自分流の書き癖、そんな悩みを持っている人は結構おおいものです。大人としての自分らしい「書きぶり」、世界に一つの大切な筆跡、その自分らしい字を書いて欲しいと願い、私の20年の実務書道の経験をもとにお伝えしています。
大人のきれいな字”のコツを理解できる「座標軸」
 きれいな字の第一条件は、やはり「字粒が揃い、歪みのない中心の揃った文字」ということになります。これを実現するための練習枠が、特許出願中の「文字座標軸」です。
 「座標軸」は、手書き代筆・創作の仕事を20年にわたり従事している私、今井淑恵が、いつでもきれいな字を書くために創意工夫の結果、考えたものです。
マンダラ文字練習法
 「曼荼羅」という言葉を聞いたことはありますか? 曼荼羅=マンダラと読みます。
 これは仏教の教えに関係があり、仏画に描かれているものです。この「マンダラ」には「本質を図示・図解するもの」という意味があります。
 「マンダラ文字練習法」は、手本字を中心におき、その手本字の廻りにぐるりと一周、練習用の文字枠を配置しています。もちろん前述した「座標軸」の文字枠です。
 「書き方のコツ」の説明を入れています。私が、美文字代筆するときの書き方の秘訣を明かしています。
 【書き方のコツを読み → なぞり書き → 自分で書く】という手順で、マンダラ練習をしていきますから理解が早く、実用的で即実践できます。
毛筆の技法を基本にした「書きぶり」から伝授
 「きれいな字」は、長い年月をかけ美しいものを愛する日本人が創意工夫を重ねてきた結果、生まれてきたものです。
 日本語の美しさは、“毛筆”文化があったからこそというのは、間違いないでしょう。しかしながら、今の時代はとても便利な時代になり、筆記具も進化してきました。そのため、きれいな字の「書き方」が伝承されなくなりました。私は、仕事柄いろいろな筆記具は大変気になります。けれども、私の字が上手になったのは、やはり毛筆の技法を取りいれているからだということが今本当に理解できるようになりました。
 この「大人のきれい字講座」では、毛筆の技法を基本とした、美しい字を習得できる練習を入れています。講座を受講していただいた方は、早い段階で、「線」が美しく変わります。幼稚な字で…という方の大半は、「線が図形」のように単調で、一本調子に原因があります。こんなことから、「大人のきれい字」をとりあげています。
有限会社 彩華(〒652-0855 神戸市兵庫区御崎町2丁目13番1号-1F)